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WEEKLY HEADLINE

日資連会長が台風被害で声明 今こそ相互扶助の精神、業界がスクラムを!

 この度の台風19号により関東甲信越及び東北は甚大な被害をもたらしました。先般の台風15号の発生により私のいる千葉県は大きな被害があり、今回の台風で被害が更に拡大している状況にあります。
 東北の皆様を始めとして多くの皆様が千葉・茨城・神奈川三県に対する義援金を拠出して頂いている最中のこの事態に愕然としているところでございます。
そしてこの度の台風19号は被害が全国的な広がりを見せております。
 新聞報道によれば21河川の堤防が決壊しており東海から関東甲信越、東北にかけて大きな被害が確認されております。
 各地の冠水被害は目を覆うばかりであり、国の迅速な支援が望まれます。特に大規模洪水や土砂崩れ等が発生している地域にあっては孤立状態になっている方もいらっしゃる中、停電も加わり避難生活は長期化していく可能性が高まっております。
 15号の際には大規模停電と暑さにより体力が奪われ被災者を苦しめましたが、19号にあっては朝晩の冷え込みが厳しさを増す中、家屋に大きな被害があった皆様や避難所生活を余儀なくされている皆様の健康が気がかりでございます。
 こうした状況の中、先の15号に対する義援金の取り扱いについては一度白紙に戻させていただき、被災者に寄り添った形になるよう更に検討していく必要を感じております。
 当該業界へのダメージも計りしれません。そもそも市況が暴落しており、更に状況が悪化している感もありますが、これまで会員組合が培ってきた行政との関わり、市民との連携を軸としてこの難局を乗り越えていかなくてはなりません。
 また、このような状況にある時こそ、地域社会の為に全力で事業を推進していかなくてはなりません。復興時の廃棄物処理については各地で問題になることでしょう。私の地元の千葉市においても災害廃棄物の処理はあと2カ月以上かかると見られます。この度の台風ではインフラの普及もさることながら、仮設住宅の建設なども必要な地域が見受けられることから、災害廃棄物処理の重要性は嫌が上にも高まります。
 この不景気のさなか、人手不足に悩まされる中、苦しい経営が続いてまいりますが、ラグビー日本代表のように皆でスクラムを組んで、何としてもこの苦境を乗り越えて参りましょう。
令和元年10月17日 
日本再生資源事業協同組合連合会会長 飯田俊夫



モリタエコノス 厨芥収集車がグッドデザイン賞

(株)モリタホールディングスの連結子会社である(株)モリタエコノス(本社=兵庫県三田市、白井幸喜社長)が開発した「プレス式塵芥収集車 プレスマスターPB7 型」が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2019年度グッドデザイン賞」を受賞した。
 グッドデザイン賞とは、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的な世界的デザイン評価・推奨の運動のことで、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「G マーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれている。
 プレスマスターPB7 型は、ごみ収集の効率化と負担軽減、安全性の改善を目指したプレス式塵芥収集車で、独自のハイマウントリアパネルに灯火器と表示器類を集約し、後方からの視認性を高め安全性を向上させた収集車。ボディはクラス最大8.2m³で高圧縮積込みに耐える頑強な構造となっており、地上高750 mm の投入口により、収集作業時の負担を軽減する。
 受賞の理由として、審査委員は「環境問題深刻化し、ごみ処理のニーズが増え続ける現代社会においても、働く人が誇りを持てるデザインの存在価値は高い。ごみ収集作業の使い勝手も大変良く、表示灯の移設やバケットの低床化など安全対策が行き届いた設計も高く評価したい。」としている。
 ごみ収集車は人々の暮らしや街を清潔に保つために重要な役割を持つ。プレスマスターPB7 型は、信頼感のある力強い機能的造形で景観と共生するクルマを目指した。
(株)モリタホールディングスでは、「あのごみ収集車が来たら街を綺麗にしてくれる」と、プレスマスターPB7 型が働く人が喜びや誇りを与え、地域の人や社会から期待される存在となって欲しいとしている。