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非鉄全連が60周年 新会長に六車龍三氏(東海)

非鉄全連60周年

非鉄全連60周年

 非鉄金属リサイクル原料の専業団体「非鉄金属リサイクル全国連合会・非鉄全連」(会長=小林秀之秀邦金属社長・東京)は6月2日、墨田区両国の第一ホテル両国において第60回の定時総会と創立60周年の記念式典を開催した。

 非鉄全連は1958年(昭和33年)に前身の「日本故銅問屋組合全国連合会」が創立されてから今年で60周年を迎え、紆余曲折を経て現在は、東京非鉄金属商工協同組合、神奈川県金属原料商工業協同組合、東海非鉄リサイクル協同組合、北陸非鉄金属リサイクル商工業会、大阪非鉄金属商工協同組合の5団体の会員総数251社(賛助会員24社)で構成される団体。

 当日は経済産業省製造産業局、日本伸銅協会、日本アルミニウム合金協会、日本鉄リサイクル工業会、東京都伸銅品商業組合、電線リサイクル協議会、軽金属同友会、メタル経済研究所他から来賓合わせて120余名が出席して周年事業を祝った。

 周年パーティに先立ち行われた60回総会では任期満了に伴う役員改選が行われて第29代会長に六車龍三氏(㈱橋本金属商事社長・東海非鉄リサイクル協同組合)が選出され、副会長にはそれぞれ橋本健一郎氏 (橋本アルミ㈱社長・大阪)、国沢敏男氏(国沢アルミ合金㈱社長・北陸)、小林秀之氏(秀邦金属㈱社長・東京)が選出された。

 六車新会長は「進・会・楽(しん・かい・らく)という考えを前面に打ち出して経営から組織運営までを積極的に進めていきたいと考えている。「進」は進化を、「会」は人と会う。会合するを、「楽」は喜びで、即ち、進化を志し、皆で会えることを喜びたい。との思いを共有すること。 皆が会える非鉄全連という組織の下で、より良い組織運営を進め、来たるべきデジタル社会の下での変化の時代に、選別・リサイクルというアナログ的なビジネスチャンスの中で対応を進め、日々変化を遂げ減るグローバルな環境ビジネスに取組んで行きたい」(要旨)と挨拶した。

 非鉄全連創立60周年記念事業として行われた記念講演は、講師に宮本成己氏(三井金属リサイクル㈱取締役管理部長)氏を招いて非鉄リサイクルの原点ともいえる「銅製錬とリサイクル」をPart1(銅製錬とリサイクル)、Part2(LMEと銅相場)に分けて行った。

リサイクル環境推進部会 初代部長に福田隆氏

 今期から発足した非鉄全連の「リサイクル環境推進部会」の部会長に就任したのは福田隆東港金属㈱社長 (東京非鉄金属商工協同組合理事)。

 中国非鉄固体廃棄物を含めたリサイクル原料の輸入禁止等、グローバルマーケットでのリサイクル環境の変化の下で、それらの事情に精通した会員の意見や助言等に対応することを目的に設立したもので、関係省庁の所管部課窓口との折衝や有識者との対応に取組み、 非鉄全連としての対応・対策を講じることになる。

東京廃棄物事業協同組合第43回通常総会 世界に誇れる環境都市・東京アピールを

東廃協総会

東廃協総会

 東京廃棄物事業協同組合(豊城勇一理事長)は5月29日、東京都新宿区の京王プラザホテルにおいて第43回通常総会を開催した。

 通常総会では、平成29年度事業・決算報告、平成30年度事業計画・収支予算案、理事および監事選任の件などの議案を審議し各案とも可決承認された。

 役員改選では豊城勇一理事長が再選されたのをはじめ新執行部が選出された。

 総会終了後には、懇親会が開催された。開会に当たり、新役員を代表して豊城勇一理事長が次のような主旨で挨拶した。

  「理事長として4期目の拝命に身の震える思いであり、気持ちを新たに組合発展と業界の地位向上に尽力していきたい。日本経済は緩やかな回復基調と言われているが、我々の業界にその実感は無い。人手不足、過重労働が問題となっている。一般廃棄物の処理料金の改定に関しても、収集運搬費の値上げには至っていない。 原油価格の高騰も含めて、様々なコスト上昇により経営が圧迫されるなど、業界の環境は厳しい。当組合の懸案事項のうち、清掃工場の365日24時間受け入れ搬入の要望については、一部事務組合にもご協力をいただき、実現を目指して粘り強く取り組みたい。事業系一般廃棄物の分別基準の見直しについても23区にしっかりと要望していきたい。災害対策プロジェクトについては、 組合員向けのマニュアルを作成、各区との災害協定を締結していく。2020年の東京五輪に向けては、 期間中での選手村の廃棄物処理に協力、世界に誇れる環境都市東京をアピールするための思いを伝えていく所存だ。 新年度も会員相互の情報交換を深めるために、ブロック会議、研修会、講習会等の充実を図り、4期目も組合事業にしっかりと取り組んでいきたい。新年度も組合員各位のご支援とご協力をよろしくお願い致します。」

びんリユース推進全国協議会 SDGsとの接続探り 第8回総会で今後の方向性示す

びんリユース協議会

びんリユース協議会

  全国びんリユース推進協議会(安井至代表)は5月29日、日本ガラス工業センター(東京都新宿区)にて第8回総会を開催した。前年度の活動・収支報告、新年度の活動計画・予算案など全4議案を審議し、全議案を可決承認した。

 前年度、同協議会では「びんリユースを推し進めるための課題については、ほぼ大枠は整理することができた」として、解決すべき課題について以下、7つの方向性を示した。

①ラベルの改善・開発   

 日本酒造組合中央会(以下、「中央会」)と共同でラベル剥離のモニターテストなどを実施し、リユースにあたり推奨されるラベル仕様の提案を行う。以前から洗びん事業者から指摘されていた「剥れにくいラベル問題」の解決を目指す。

②洗びん機の改良・開発調査

 洗びん機メーカーや洗びん事業者との共同による省エネ・洗浄技術の高度化に協力する。

③リユースびんの規格統一化の検討

 全国びん商連合会(以下、「全びん」)、中央会と共同で引き続き中容量容器(900、720ml)の規格化を検討

④リユースびん品質の維持

 洗びん機メーカーや洗びん事業者との共同により、品質管理に協力

⑤効率的P箱配置と改善策の検討

 不明P箱などP箱レンタルシステムの改善等について論議を継続

⑥リユースびんステークホルダー会議との連携

 中央会が主催するステークホルダー会議のほか、協議会独自にステークホルダー会議を設置し、連携した取組を進める

⑦招来(まねき)の普及

 全びんと連携し、小売酒販店などに「一升びん引き取ります」招来の普及を図る

 これらの方向性に加え、新年度の活動として、SDGsのゴール12「持続可能な生産消費形態を確保する」とのびんリユースの接続可能性について継続的に検討することなどが決まっている。

 全議案が審議終了した後、来賓を代表して環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室の丸山祐太郎氏が以下の旨で挨拶した。「海ごみの問題や中国の廃棄物輸入禁止など、資源・廃棄物を巡る状況は様変わりしている。そういったなか、びんリユースの仕組みは多様な関係者の連携により出来た、非常に優れたスキーム。一度崩れてしまうとなかなか再構築は難しく、大切にしていかなければならない仕組みだと考えている。本日承認された活動計画にもSDGsとの関わりについて継続的に議論していく旨も書かれていたが、リユースびんの環境優位性という部分も踏まえて、議論を深めていっていただけたら」。

 また、閉会前には3月末を持って副代表から退任した幸智道氏(前・ガラスびん3R促進協議会事務局長)が登壇し、退任の挨拶を行った。なお、後任には現・ガラスびん3R促進協議会事務局長の田中希幸氏が就いている。