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WEB資源新報BackNumber 2017年12月

日資連 輸入規制などで研修会 最新の中国側動向など解説

 日本再生資源事業協同組合連合会(飯田俊夫会長、以下「日資連」)は16日、東京都のホテルラングウッド(荒川区)で平成29年度研修会を開催した。

 冒頭、開催にあたり、飯田会長は直近の日資連の活動について触れ、以下の旨で挨拶した。「省庁側の提案をきっかけに昨年から回収システムのJIS規格化に向けて協議を重ねてきたが、経済産業省の担当者から「回収システムというものがJIS規格に合わない」という旨の回答があり、振出しに戻ってしまった。改めて、リサイクル化証明書を強化できるような策を考えていきたい。また、3年後のオリンピックに向けて日本製紙連合会や問屋業界と連携し、オリンピック会場の古紙回収を日資連会員で行うべく委員会などで動いているところ。組織委員会側の最終的な判断は今月、または来月の会議にて下される予定となっている」。

 また、持去り問題に関しては「全原連、関東商組ら関係団体と協力して動いているところだが、先ごろ、ある国会議員の先生を座長に経済産業省、環境省、警察庁、法務省の4省庁と意見交換会を行った。そのなかで、撲滅に向けて法整備をしていただけないか、ということをお願いした。昭和45年の廃棄物処理法の制定以来、紙など4品目については「専ら物」ということで許認可がいらないという制度でここまで来たことから、同法で取り締まるのは難しい。また古物法においても資源物は古物の範疇外ということで難しく、刑法の窃盗罪に関しても所有権がはっきりしないということで難しい。では、何をすればいいのかというと、近年、各自治体によって持去り禁止条例が制定されてきているが、これを強化していく方向性が示された。省庁の方でも、できるだけ自治体へ条例制定・強化を促すような働きかけはしていきたいとしている」と、今後の方向性を示している。

 研修会の講演内容は以下の通り。「廃棄物処理法と国内外のリサイクル動向」(3R活動推進フォーラム専任理事兼事務局長、廃棄物3R研究財団調査部長・藤波博氏)、「創業60年をむかえ」(株式会社西原商店代表取締役、日資連副会長・西原茂雄氏)、「中国の輸入再生資源物規制に関する今後の動向」(日中交流サービスセンター株式会社・王雪舟氏)。

 王氏の講演では、中国の輸入再生資源物規制に関して、一連の経緯や背景、今後の展望などを説明した後、中国側の直近の動向についていくつかのトピックが紹介されている。王氏によると、現在、有力な国営PET取り扱い業者が、日本国内で工場用地の購入交渉を進めているという。中国の設備と人員を利用して、日本国内でペレット・繊維化し、中国へと輸出する計画を立てていることなどが紹介されている。

 講演終了後は、同ホテル内の別室に会場を移し、懇親会を開催。講師の周りは常に人だかりができ、組合員同士の熱のこもった議論が続いた。

3R推進団体連絡会 リデュースで上方修正 第3次自主行動計画フォローアップ

自主行動計画

自主行動計画フォローアップ

 容器包装リサイクル法における各素材別団体で構成される3R推進団体連絡会は先ごろ、2016~2020年度までの自主行動計画のフォローアップ報告を経団連会館(東京都)にて行った。

 冒頭、(一社)日本経済団体連合会の池田本部長は以下の旨で挨拶をした。「自主行動計画は2006年の容器包装リサイクル法改正に先んじて作成された。法改正の議論の過程において、経団連は『産業界は事業者の役割を徹底するために自主行動計画を策定し、容器包装の排出抑制はもちろんのこと、消費者への情報提供にも努力する』旨、提言を取りまとめ、表明した。これをもって、連絡会では2006年3月、具体的な数値目標を含む自主行動計画を発表した。その後、計画に基づき、各事業者が主体的に3Rに取組み、その進捗状況を毎年度、フォローアップしてきた。現在第3次自主行動計画を進めているが、関係者のご尽力により、資源使用量の削減効果は2006年度からの累計で560万トンを上回るなど、大きな成果をあげている。今後も経済界の主体的、発展的な行動が行われるということを期待している」。報告内容は以下の通り。

【リデュース】

素材別に目標値の達成状況(表参照)を見ると、ガラスびんが1.5%の目標値を達成したほか、その他7素材でも目標値に迫る結果となっている。また、PETボトル・スチール缶・紙製容器包装・プラスチック容器包装の4素材で目標値の上方修正が行われ、それぞれ1~5ポイント修正した。

【リユース】

 横浜市資源リサイクル事業協同組合による「リユースびんシステム横浜モデル実証事業」や関東甲信越びんリ柚須推進協議会による「山梨ワインびんリユースの取組の実証事業」など、地域型びんリユースシステム構築に向けた取組が行われた。また、大阪硝子壜問屋協同組合による一升びん回収促進用招布の小売店への配布活動も報告されている。

【リサイクル】

 ガラスびんが71%、スチール缶が93.9%、アルミ缶が92.4%、プラスチック容器包装が46.6%のリサイクル率となり、それぞれ目標値を達成。また、段ボールも96.6%の回収率となり、目標を達成した。PETボトルは83.9%で目標値まで1.1ポイント、紙製容器包装は25.1%で目標値まで2.9ポイント、飲料用容器は44.3%で目標値まで5.7ポイントと、いずれの素材も目標値に肉薄する結果となった。

70周年の記念式典を開催 神奈川県金属原料商工協同組合

 神奈川県金属原料商工業協同組合(森川孝一理事長)では11月上旬、神奈川県横浜市のホテルニューグランド・ペリー来航の間において、組合創立70周年記念祝賀会を盛大に開催した。

 式典では、高田昌一副理事長の開会の辞に続いて、森川孝一理事長が次のように挨拶を述べた。

 「秋も深まりこの良き日に神奈川県金属原料商工業協同組合の70周年行事を迎えることができますことは、本日まで組合を支えてこられた諸先輩の方々のご尽力と組合員のご指導ご協力があればこそと深く感謝申し上げる次第です。現在の皆様の営業状態がどのようになっていくか、グローバルな世界状況がこれからの課題と思いますが、組合員全員で知恵を出し合い対処していきたいと思います。組合員の相互協力また他組合との連携を大事に活動したく思っております。今後とも組合員ひとりひとりのご意見を頂戴して組合の充実と発展と相互理解を深めてまいりたいと思っております。本日ご来場いただきました皆様のますますのご繁栄とご健勝を祈念しご挨拶といたします。」

 このあと、来賓を代表して飯田知道・神奈川県中小企業団体中央会連携開発部長、小林秀之・非鉄金属リサイクル全国連合会会長、石川宏・神奈川県リサイクル産業団体連合会副会長の各氏より祝辞が続いた。次いで、影島一吉・前理事長へ感謝状の贈呈が行われた。式典は、宮澤治副理事長の閉会の辞にて終了した。

 引き続いて行われた懇親会では、バンド演奏などで会場は大いに盛り上がり、定刻には、林茂也理事の中締めが行われた。