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日刊資源新報

産業廃棄物

産業廃棄物の排出量とその内容

平成23 年度の全国の産業廃棄物総排出量は約3億8100万トンでとなり、前年度調査から、約500万トンの減少となった。業種別排出量では電気・ガス・熱供給・水道業(下水道業含む)からの排出量が最も多く、約9558万トン、全体の25・1%で、次いで農業・林業が約8471万トン・同22・2%、建設業が約7540万トン・同19・8%、パルプ・紙・紙加工品製造業が約2990万トン・同7・8%)、鉄鋼業が約2825万トン・同7・4%)となる。これら5業種からの排出量が全体の8割以上を占め、こうした傾向は従来と変わらない。種類別排出量では汚泥が最も多く約1億6613万トン・全体の43・6%)で、以下、動物のふん尿が約8446万トン・同22・2%)、がれき類が約5984万トン・同15・7%となる。これら3種類からの排出量で全排出量の約8割を占める。

総排出量約3億8121万トンのうち、中間処理されたものは約2億9229万トン(全体の77%)、直接再生利用されたものは約8319万トン(同22%)、直接最終処分されたものは約573 万トン(同2%)となった。中間処理された約2億9229万トンは、約1億2352万トンまで減量化され、再生利用(約1億1681万トン)または最終処分(約671万トン)された。全体として、排出された産業廃棄物全体の52%の約2億トンが再生利用され、3%の約1244万トンが最終処分されている。前年度の調査結果から排出量、最終処分量ともに減少している。

なお、産業廃棄物のうち再生利用率が高いものは動物のふん尿、金属くず及びがれき類(いずれも96%)、鉱さい(92%)等で、再生利用率が低いものは汚泥(6%)、廃アルカリ(22%)、廃油(39%)、廃酸(32%)等となっている。また、終処分比率が高いものは燃え殻(27%)、ゴムくず(24%)、ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず(23%)、廃プラスチック類(20%)等であった。

産業廃棄物排出量の推移

出典:環境省